Home » 養成講座・認定試験レポート » 第1回SPAS認定講座3・4日目

第1回SPAS認定講座3・4日目

category : 養成講座・認定試験レポート 2013.6.15 

第1回SPAS・PAS認定養成講座

3日目・4日目レポート

日時:平成25年6月15日(土)
場所:龍谷大学 深草学舎
時間:9:30~16:30

3日目はスプリント分析
「光学システムOptojumpNextを用いたスプリントにおけるストライド分析の実際」

1、ソフトウェアの操作方法

写真 2013-06-15 10 33 10.jpg

・選手情報の入力、テストの作成、測定の実行方法など

  わかりやすい画面表示と簡単な操作で、皆さん驚くほど早く使いこなしていました。

2、測定の準備、機器の設置と動作確認

写真 2013-06-15 13 14 48.jpg 写真 2013-06-15 13 15 31.jpg 写真 2013-06-15 13 19 03.jpg

・ 10m(10本のバー)を設置しました。接続コネクターやバーの取り扱いなど、細かい注意点がたくさん。

ソフトウェアで動作を確認し、実際の計測で起こり得るエラーを考えられる限り体験しました。

3、スプリント測定、分析

写真 2013-06-15 13 39 37.jpg 写真 2013-06-15 13 54 44.jpg 写真 2013-06-15 13 52 47.jpg

・実際にスプリントを測定!1歩毎のストライド・ピッチ・スピード・接地時間・左右差など

細かく分析し、課題を明確にしていきます。どう改善するかのディスカッションは非常に有意義でした。

Opto画面1.JPG

↑左右差のはっきりしたスピードグラフ。片方の足が完全にブレーキになっています。

4、測定会、チーム測定の模擬体験

写真 2013-06-15 15 14 10.jpg 写真 2013-06-15 15 14 33.jpg写真 2013-06-15 15 18 02.jpg

・二つのレーンを作成しての模擬測定会設営。準備・片づけを素早く確実に行うのも、

現場では重要な仕事です。SPAS養成セミナーでは現場で役に立つノウハウも合わせて指導します。

「スプリントスピード=ピッチ×ストライド」ですが、そのピッチを構成する滞空時間や接地時間、ストライドの左右差など人によって課題は様々です。

同じタイムの選手でも、様々な要素が異なります。

誰にでも効果的な夢のようなトレーニング方法など存在しません。

その選手の現状を知ることが、改善への第一歩です!


4日目レポート
日時:平成25年6月16日(日)

PowerToolWhite_600.jpg

内容:リニアポジショントランスデューサー「GymAware」を用いたレジスタンストレーニングにおける

モニタリング分析の実際

1. iOSアプリ「GymAware Lite」の使い方

2013-06-16 10.11.39.jpg

お手持ちのiPhoneやiPadで簡単操作。

自分の使い方に合わせた設定を行います。

2. 測定までの流れ(実技)

写真 2013-06-16 10 28 10.jpg 2013-06-16 11.28.07.jpg

・測定までの準備はわずかな時間で行うことが出来ます。皆さん分析士らしくスマートにこなしていました。

測定したデータはその場で選手にフィードバック。グラフや項目の組み合わせで様々なフィードバックが可能です。

ビデオを撮影しながらの測定で、データと映像を同期させたりすることもできます。

3.様々な種類の測定、現場を想定しての測定

2013-06-16 13.51.35.jpg 写真 2013-06-16 14 14 34.jpg 2013-06-16 14.27.12.jpg

・怪我からの復帰で左右のスクワットジャンプを測定し、跳躍高や接地時間から健側と患側の差を見たり、スクワットのフォーム指導によるビデオ映像とパワー値のフィードバックを行いました。

4.複数人の測定を回す練習、模擬測定会の練習、スティッキングポイントの発見

・ スクワット、スクワットジャンプ、ベンチプレス、ケーブルマシンでのローテーションなど様々な種目で模擬測定会を想定して行いました。

・1RMに近い重量でのスティッキングポイント発見も行い、はっきりと見ることができました。

(下図:1RMに近い170kgでのスクワットの速度と高さの関係)

image.png

・横軸がスピード(左が+)、縦軸が高さ(上が+)です。スティッキングポイントを超えると一気に加速できます。

競技に必要な関節角度がハーフスクワットのスティッキングポイントより浅いのであれば、もっと重量を上げてトレーニングするべきであると言えます。

GymAwareを使うことで、普段のウエイトトレーニングをさまざまな方法でコントロールすることができます。

挙上重量と回数、セット数、休息のみでなく、パワーやスピードやテンポ、沈み込む深さ、マックスパワーの%を提示することでよりピンポイントで効率的なトレーニングが可能になります。

受講者からも、「トレーニングやリハビリの効率が上がりそう」「監督やコーチへの説明に、データがあると便利」といった声を頂きました。

Copyright(c) 2024 IPAS All Rights Reserved.