第1回SPAS認定講座 5・6日目
第1回SPAS・PAS認定養成講座
5・6日目レポート
5日目:平成25年6月22日(土)
場所:龍谷大学 深草学舎
時間:9:30~16:30
5日目は「光電管スピード計測システムWITTYを用いた移動スピード&アジリティ分析の実際」
1.準備・設置方法
測定をスムーズに行うためには準備が大事です。光電管を三脚に付けるだけでも、測定をしやすくするためのコツがあります。
2.タイマー(コントローラー)の操作
WITTYの特徴でもある周波数変更(8チャンネル)や、テストの作成、結果画面の見方など、
基本的な使い方をマスターしました。日本語表示でわかりやすく、すぐに覚えることができました。
3.測定:直線スプリント、アジリティ、カウンター、リカバリーシャトルetc
基本的な測定項目のコース設営やタイマー上でのテスト作成をクリアした後、自分が選手に行わせたい測定を、自由に作成して実施しました。例)急激なブレーキが必要なL字走でどちらの方向への切り返しが弱いかを調べる。1本ずつの休息を6秒とした10mダッシュ20本でスピードがどのように低下するか、何本目から急激に遅くなるか調べる。5mのサイドステップを10秒以内に何往復できるか。腕立て伏せや腹筋を20秒間で何回できるかなど、アイデア次第で測定方法は無限です。
選手としても正確なタイム(結果)がわかることで、よりモチベーションを高めることができます。
4.測定結果のフィードバック
相手の年齢や競技に合わせて、わかりやすく、ピンポイントに説明することが重要です。
ただ走るだけでなく、スタート・トップスピード・ピッチ・ストライド...何を重点的にトレーニングするのか。HowよりもWhatが重要になります。

6日目:認定試験(筆記・実技)
測定原理や理論、機器の使い方や現場で起こり得るエラーなどについての試験が行われました。
午後からの実技試験では、各機器の準備~測定、片付けまでを行いました。
晴れて5名の合格者、内4名は資格取得者となりました!
試験に合格された皆様、おめでとうございます!
これからは、測定・分析に基づく科学的なスポーツ指導の道を拡げるために、今回の経験を現場で活かして下さい!