スポーツ科学をトレーニングや試合、日常生活動作の改善に活かすためには、スポーツ科学を勉強して知っているというだけではなく、現場で測定機器を適切に選んで使用できることが必要になります。得られたデータを分析して具体的なトレーニングの方向性を指し示す能力を持った人材が求められています。
ますます高度化するスポーツ・健康科学の最先端と、スポーツやフィットネスにおけるトレーニング指導の現場が必要とする事がらの両面を理解し、具体的な課題の発見と最善の解決策を探るために、客観的で信頼できるデータや情報を迅速に提供できる人材の養成はわが国のスポーツ界の発展にとって不可欠です。 スポーツ界の発展に必要なスポーツ科学をトレーニング指導の現場で扱える人材を育成するために、「スポーツパフォーマンス分析士、測定士」の認定資格を創設しました。 |
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1.資格を取るきっかけ このライセンスが出る前にも、機材を用いてパワー測定などを行っており、それらについてよりしっかりと学び、現場に生かそうと思いました。2.学んでよかったこと 測定機材の特徴や、より良いフィードバックの方法などを学べたことにより、数値が示す意味を理解しやすくなり、数値から動きをイメージしやすくなったと思います。3.現在の活動の中でどのように活用されているか 現在も指導チームにおいて定期的な測定を行っております。例えば、パワー測定では低負荷、高負荷でスピードやパワー値をモニタリングして、プログラムの微調整を行っております。 |
山中浩敬所属: 合同会社ベストパフォーマンス主な指導歴: サイバーダイン茨城ロボッツ 群馬クレインサンダーズ 中学・高校部活動 高齢者運動教室 専門学校・大学非常勤講師 パーソナルトレーニングカテゴリーを問わず、できる限りデータを収集して生かすよう心がけております。 |
スポーツパフォーマンス測定の業務に従事するには、SPAS(分析士)、測定士(PAS)2タイプの資格のうちいずれかが必要になります。資格の種類によって従事できる業務範囲が異なりますのでご確認ください。
●協会からのスポーツ科学の最新情報を得られる
●選手・クライアントのパフォーマンス向上を効率的にサポートできる
●スポーツ科学の現場活用で競合トレーニング指導と差別化ができる
●測定機材特別価格で購入可能(機材により割引率が違います)
●各種セミナー会員価格で参加
●大学や専門学校におけるスポーツ医科学の専門科目の習得およびトレーナー、ストレングスコーチ、医療従事者の資格保有者
スプリントA-1
ダッシュ力の測定とパフォーマンス分析
適切な機器の配置、使用方法を習得し、各種スプリント測定の実施、結果のフィードバックができる。
内容:
●スプリントの基礎理論
●光電管のセッティング、使用方法
●スプリント測定の種類と目的、結果の見方
●ラップタイム計測、スタート反応
アジリティA-2
敏捷性の測定とパフォーマンス分析
反応ありと反応なしのアジリティを分析するための適切な機器の配置、使用方法を習得し、各種アジリティ測定の実施、結果のフィードバックができる。
内容:
●アジリティの基礎理論
●光電管+反応センサーのセッティング、使用方法
●アジリティ測定の種類と目的、結果の見方
●方向転換走、プロアジリティ、4センサーアジリティ
VBT B-1
ウェイトトレーニングにおける挙上速度の測定とパフォーマンス分析
Velocity Based Trainingの理論を理解している。適切な機器の使用方法を習得し、VBTの実施ができる。
内容:
●VBTの基礎理論
●速度ゾーン別の実施方法
●Velocity Loss Cutoffの適用(ターゲット設定)
●ベンチプレス、スクワット、スクワットジャンプ
ジャンプB-2
ジャンプの測定とパフォーマンス分析
各種ジャンプの理論を理解している。適切に実施しフィードバックができる。
内容:
●ジャンプ動作の基礎理論
●YardStickによる垂直跳び、ランジャンプ。跳躍高と最高到達点。
●オプトジャンプネクストによるRSIの計測、片足ジャンプ、反応ジャンプ
●PUSHのRSI計測、CMJ計測
スポーツパフォーマンス分析士及び測定士を取得するには
スポーツパフォーマンス分析士及び測定士になるには、2年以内に下記の5講座を全て受講する必要があります。 |
各講座はすべて独立していますので、資格取得を目指さない方でも「ランの測定」を学びたい方、「筋トレで測定」を行い方など目的に合わせて必要な事のみを学ぶのも可能です。 |
資格取得後の更新
毎年、5つの講座の内1つを受講することで更新となります。 |
本講座一覧
●スプリントA-1 ●アジリティA-2 ●VBT B-1 ●ジャンプB-2 ●総合講座
開催日 | 本講座名 | 種別 | 会場 | 所要時間 休憩時間含む |
料金(税込) |
2018年 | |||||
9月21日(金) | スポーツパフォーマンス分析士・測定士 【特別講座・東京会場】 |
● | 東京・丸の内ユーフォリア | 2h | 5,400円 |
9月25日(火) | スポーツパフォーマンス分析士・測定士 【特別講座・大阪会場】 |
● | 大阪・龍谷大学梅田キャンパス | 2h | 5,400円 |
2019年 | |||||
1月12日(土) | スプリントA-1※開催中止 【ダッシュ力の測定とパフォーマンス分析】 |
● | 京都 | 7.5h | 54,000円 |
1月13日(日) | アジリティA-2※開催中止 【敏捷性の測定とパフォーマンス分析】 |
● | 京都 | 7.5h | 54,000円 |
1月26日(土) | ジャンプB-2 【ジャンプの測定とパフォーマンス分析】 |
● | 京都 | 7.5h | 54,000円 |
1月27日(日) | VBT B-1 【ウェイトトレーニングにおける挙上速度の測定とパフォーマンス分析】 |
● | 京都 | 7.5h | 54,000円 |
2月24日(日) | 総合講座 【基礎統計、機材の高度利用】 |
● | 京都 | 7.5h | 54,000円 |
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