「GymAwareユーザーズカンファレンス」レポート
先日、2015年3月22日(日) 、2015年3月23日(月) で開催した「GymAwareユーザーズカンファレンス」の模様をレポート致します。
【講師】
オーストラリアKinetic Performance社代表 GymAware開発責任者
Evan Lawton(エヴァン・ロートン)氏
【講師略歴】
2002年にKinetic Performance社を設立。それ以前の10年間、オーストラリアスポーツ研究所(AIS)で今日なお使われている最大酸素摂取量測定システム、低酸素室、スポーツ競技専用トレッドミル等の開発に従事。自社製品であるGymAwareによってこの12年間に世界中のユーザーから集約されているトレーニングデータベース数はなんと250万レップス、75万セットに上る。
テーマ「Making Every Rep Count ~1レップも無駄にするな~」
1日目:講義+実技
・GymAwareを使用する際の注意事項
・目的に応じた目標設定
・クラウド機能(現在準備中)を使用したデータ管理方法についての概要。
その後、各エクササイズ種目での測定方法の実演がありました。
▼開発責任者のエヴァン氏による新しいインターフェイスの説明
▼VBTに使用する目的別の平均速度の範囲
▼レッグプレスマシンでの使用-垂直方向以外の角度での使用
二日目はGymAwareに関する理論の講義が行われました。
【エヴァン氏による講義:】
・GymAwareの精度、信頼性に関する情報
・機器(測定)の限界を知ることの重要性
・エクササイズ種目によって見るべきデータ項目は異なる
・疲労のモニタリングの実例(ジュニアエリートレベルの選手)
・ジャンプ測定で起こり易いエラーと、ジャンプの種類の選択
・クラウドでのデータ管理、レポート作成・ランキング表示・グラフ分析
・エラー値を後から修正する方法(クラウド上)
【ユーザーの活用事例報告:スマートストレングス 油谷氏】
・チームでの使用法
・疲労状態のモニタリング
・ケガをした選手のリハビリ過程での使用
・パフォーマンス向上のトレーニングでの使用、目標設定
二日間にわたり、GymAwareのニューインターフェイスとクラウド機能(準備中)の多くの情報と、最先端のテクノロジーに関する情報、さらには現場で日々使用されている方のお話など、とても貴重な情報を得ることができました。参加者からも質疑応答の時間に盛んに質問が挙がり、有意義な時間となりました。