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平成25年度 実施報告 

文科省子どもの体力向上プロジェクト活動報告書が出来上がりました。

小中学生を体育の授業中に約2000名測定・指導しました。その目的、実施方法、結果を集約しています。 結果的には、子どもたちの運動やスポーツに関する意識の好ましい変化傾向を得ることが出来ました。

・子供たちは、自らの体力向上や運動能力の向上という課題に対して、決して後ろ向きではないことが認識できた。
・デジタル世代の子ども達、測定機材に興味と信頼性を感じる。
*指の押し方一つで左右されるストップウォッチのタイムでなく、自分のスタート動作、一歩一歩のステップ、ゴールラインへの飛び込みのちょっとした違いで客観的にオリンピック選手のように100分の 一秒の差で数値が変わることに対する信頼性と驚き。
*とにかく全力で空中に跳びだすだけで、携帯電話くらいの大きさのデジタル装置に、運動能力に関わる特別な能力が、具体的な数値として表示され、しかも跳び方の工夫次第で変化する面白さなどに気づく。
・指導においては、指導する側に自分の特性を知ってもらったうえで、自分の改善課題に直接迫るトレーニングをすることにより、ひょっとしたら早く走れるようになるかもしれないという期待感を抱いた。

決められた方法で走ることや跳ぶことをただがむしゃらに反復するだけでは何の興味もわかないし面白くないだろう。本プロジェクトで行ったように、頭で考えながらやるべきことを理解して、試してみる、それによって何らかの客観的な変化に気づき、自分の努力感や頑張りと照らし合わせ、納得したり、疑問が湧いたりして、またさらに次の課題を追うという繰り返しが子どもたちには面白かったようです。

実施概要

参加団体  「龍谷大学」「IPAS」「JATI」「京都市教育員会」「周南市教育員会」
事業の内容  IPASで実施している測定会を、小中学校に訪問して測定と個人に合った運動指導を行います。本年度は、「京都市」「周南市」の2市で約2000名の子ども達に実施いたします。
目的  文部科学省の新体力測定のテスト項目を規定し、より詳細な運動能力測定を実施。子供たち個々の体力実体を計測分析することにより個別具体的な改善課題の把握が可能になります。子供たちに体の動かし方のコツ、できる喜び、技能や体力の向上する楽しさに気づかせ、これまで以上に意欲的に体力向上に向けた運動に取り組む姿勢を引き出すことが、当測定会の目的となります。

 
平成25年度の本事業は終了しました。

平成25年度の活動報告書

PDF平成25年度活動報告(全158ページ) [PDF 8.74M]

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